「SING/シング」
2017年4月2日(日)劇場鑑賞
イルミネーションエンターテインメントの新作。
テーマは「人生はやり直せる」であろうか?
そういう意味でも、
ディズニーよりもやや大人向けなんだろうと思う。
「ペット」同様、動物の毛並みなどのクオリティが凄い。
「ゴースト・イン・ザ・シェル」
2017年4月7日(金)劇場鑑賞
「攻殻機動隊」話題のハリウッド実写版リメイク。
草薙素子役にスカーレット・ヨハンソンは、
原作やアニメのイメージよりもずいぶんと肉感的。
今回は字幕版での干渉だったが、吹き替えが田中敦子だったら、
またイメージが違うのだろうか?
ビートたけしは、これはこれでいいのではないかと思う。
ストーリーに若干の変更はあるものの、
ほぼ劇場アニメ版を踏襲したキャラ、構成。
旧作を観ている身からすると、
「あのシーンが実写になってる」という感動がある。
古い市街ビルの下から飛行機を見上げるシーンなんかは、
押井作品の既視感がすごいあった。
ただ、新しいものがほぼ感じられず、
「ハリウッドでつくったらこうなるよな」
という感想しか持たない人がほとんどかもしれない。
Arri Alexa65撮影らしい高解像度映像は随所に感じられる。
「ひるね姫~知らないワタシの物語」
2017年4月4日 鑑賞
神山健治監督作品。
昨今は邦画もアニメも漫画原作がずいぶん多い。
原作付き作品自体を否定はしないが、
オリジナル脚本作品には頑張ってもらいたい気持ちが強い。
で、オリジナル脚本の本作。
予告編からはもう少し現代のリアルシーンが多いのかと予想していたが、
冒頭からファンタジー/SFシーンが多いのは嬉しかった。
アニメーション的な自由度のある動きの描写も多く、
作画のクオリティは申し分なし。
高畑充希の声は嫌味もなく、しっくりきた。
エンドロールの主題歌もいい。
これだけの演技力があって歌も上手いので、
アニメに限らずこういう起用は今後もされていくのだろう。
途中までテンポよくシンクロしていた現実と夢のシーンが、
クライマックスに向けてやや雑で、
シンクロ率が低くなってしまったように感じた。
クライマックスの映像の派手さはあったが、
そこに至るまでの必然性が弱いというか。
そこが「脚本が弱い」と感じてしまう部分だった。
「ムーンライト」
2017年4月1日 鑑賞
アカデミー作品賞受賞ということと、
「黒人のゲイ映画」という予備知識だけは持ったうえでの鑑賞。
予想よりもはるかに静かで荘厳な印象の作品だった。
随所に事件らしきものはあるが、
説明過多にならず、
あくまで映画全編はひとりの黒人青年の心情を追う形。
一番目がいったのは、作品を通して映し出される
黒人たちの肌の美しさ。
これは、カラーグレーディングで青を足しているという。
作品内のセリフ「俺はブルーと呼ばれていた」や、
主人公のことを「ブラック」という同級生のセリフとも呼応するような
映像演出ととらえたい。
「アデライン、100年目の恋」
2017年4月5日 鑑賞
Netflixにて鑑賞。
主人公のアデラインを演じたブレイク・ライブリーの上品な美しさが光る。
ときどき登場するパーティードレス姿のスタイルの良さ。
グッチによるものだそう。
北米盤がドルビーアトモス音声収録ということで、
実は以前から各シーンは観てはいたのだが、
改めてストーリーもしっかり追いたくて鑑賞。
科学的な説明セリフなどもあるが、
要は現代の「おとぎ話」。
肩肘はらずに嫌な気持ちにもならずに観ることが出来る作品。
画調も現代的な高画質。