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作品至上主義

日々観た映画、読んだ本、観劇した舞台の感想を残すためのブログです。

「コンテンツの魅力 ぼくがジブリで考えたこと」川上量生著

 

 

2017年4月20日読了

アニメ畑ではない筆者がジブリ入社によって、

「コンテンツとはなにか?」を考察した、という内容ではあるが、

筆者のIT出身者らしい考察(ディープラーニングなどを絡めた)よりも、

宮崎駿氏、高畑勲氏をはじめとするジブリの人々の言説が興味深い。

アニメーター大塚伸治氏や、

背景美術 男鹿和雄

などジブリ人物図鑑の様相が面白い。

逆に、本書の「まとめ」は、後半やや性急に感じられるし、

ジブリの人々の言説に比べ「弱い」と思える。

それにしてもスタジオジブリの特異性、

アニメーションスタジオとしての、

完成度の高さに唸る思い。

だからこそ個人的には、

宮崎駿の引退後、ジブリのアニメ制作部門を解体させてしまった

鈴木敏夫氏に対して許せない思いがある。

まあ、それは本書には関係ない話ではあるが。