作品至上主義

日々観た映画、読んだ本、観劇した舞台の感想を残すためのブログです。

「ムーンライト」

2017年4月1日 鑑賞

アカデミー作品賞受賞ということと、

「黒人のゲイ映画」という予備知識だけは持ったうえでの鑑賞。

予想よりもはるかに静かで荘厳な印象の作品だった。

随所に事件らしきものはあるが、

説明過多にならず、

あくまで映画全編はひとりの黒人青年の心情を追う形。

一番目がいったのは、作品を通して映し出される

黒人たちの肌の美しさ。

これは、カラーグレーディングで青を足しているという。

 作品内のセリフ「俺はブルーと呼ばれていた」や、

主人公のことを「ブラック」という同級生のセリフとも呼応するような

映像演出ととらえたい。

 

ムーンライト

ムーンライト

 

 

「アデライン、100年目の恋」

2017年4月5日 鑑賞

Netflixにて鑑賞。

 主人公のアデラインを演じたブレイク・ライブリーの上品な美しさが光る。

ときどき登場するパーティードレス姿のスタイルの良さ。

グッチによるものだそう。

北米盤がドルビーアトモス音声収録ということで、

実は以前から各シーンは観てはいたのだが、

改めてストーリーもしっかり追いたくて鑑賞。

科学的な説明セリフなどもあるが、

要は現代の「おとぎ話」。

肩肘はらずに嫌な気持ちにもならずに観ることが出来る作品。

画調も現代的な高画質。

 

アデライン、100年目の恋 [Blu-ray]

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無印良品「素材を生かしたカレー マッサマン 180g(1人前)」

2017年4月3日 実食

 

無印週間の最終日にレトルトカレーを数種類購入。

早速、1個実食。

すっかり種類も増えた無印良品のカレーの中でも気になっていた一品。

確かにレトルトとは思えないぐらいちゃんとした

「タイカレー」でした。

ちょっと硬いですが、存在感のあるジャガイモも好印象。

ラグナシア アートシアター ハウステンボス歌劇団チームハート「メビウス」

2017年4月4日 観劇

愛知県蒲郡市のテーマパーク「ラグナシア」内にある、

アートシアターで行われている歌劇。

250程度の席数のシアターで、

有料の予約席以外にも120席程度の自由席があり、

ラグナシアの入園料のみでも観劇が可能。

それほど大きくないシアターなので、

自由席や立ち見の最後列でも、けっこう近くで観られるように感じる。

しかもダンスレビューのときなどは、客席まで降りてきてもくれるのも、

うれしい。

時間は約1時間程度。

初めに短めの歌劇があって、テーマの違うダンスレビューがいくつか続く。

これがけっこうな時間があり、衣装もバリエーションがあって楽しめた。

 

宝塚歌劇は慣れない人間にはなかなかチケットも取りづらい。

少女歌劇を手軽に体感出来たという意味で個人的には大満足だった。

ラグナシア 欅坂46 360°3Dシアター

2017年4月4日 観劇

愛知県蒲郡市にあるテーマパーク内アトラクション

「avax360°3Dシアター」

のコンテンツ。

平日でお客さんは他に2人程度しかいなかったので、

真ん中を確保。

ただ、これが良席だったかはわからない。

椅子は前方向きのみ。

正確には数えていないが、

5から6方向にスタックでプロジェクターを配置。

3Dは偏光メガネ方式。

曲は、

デビュー曲「サイレント・マジョリティー」と、

3rdシングル「二人セゾン」。

両曲ともフルサイズでPVとはまったく違うオリジナルパフォーマンス。

導入部の空から渋谷の街中に降りていくイメージ(?)は、

これからアトラクションが始まるドキドキ感を助長してくれて、

いい演出だった。

背景はCG感が強く、お金がかけられている感は少なかったが、

かなり近くでパフォーマンスしているように観ることができる。

真ん中付近は問題ないが、端側で奥列のメンバーには、

やや3D視差が合いづらい。

各メンバーがアップ目で手を伸ばしてくる演出も

3Dぽさという意味では楽しめる。

ダンスが結構激し目で、

スカートのなかのスコート(?)がTVやPVよりも見えてしまっていた。

 

曲終わりにメンバーのコメントが流れて、

トータル15分程度で終了。

入園チケット以外に¥700必要だが、

 ファンなら十分満足できるアトラクションだと思う。

 

 

二人セゾン(TYPE-A)(DVD付)

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「読書術」加藤周一著

2017年4月5日読了

1960年代の流行新書。1990年代に岩波書店にて文庫化された本作。

「本を読むこと」(時には「読まないこと」も含めて)について、

縦横無尽な考察が展開される。

元々が流行新書での刊行だったためか、

その豊富な知識とは裏腹に軽妙に読み進めていけるのが特徴。

「遅く読む」の次に、「早く読む」と来たり、

一見矛盾するようでありながら、

外国語の書籍や新聞の読み方に至るまで、様々な「読書」を提示してくれる。

 

読書術 (岩波現代文庫)

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