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作品至上主義

日々観た映画、読んだ本、観劇した舞台の感想を残すためのブログです。

「コンテンツの魅力 ぼくがジブリで考えたこと」川上量生著

 

 

2017年4月20日読了

アニメ畑ではない筆者がジブリ入社によって、

「コンテンツとはなにか?」を考察した、という内容ではあるが、

筆者のIT出身者らしい考察(ディープラーニングなどを絡めた)よりも、

宮崎駿氏、高畑勲氏をはじめとするジブリの人々の言説が興味深い。

アニメーター大塚伸治氏や、

背景美術 男鹿和雄

などジブリ人物図鑑の様相が面白い。

逆に、本書の「まとめ」は、後半やや性急に感じられるし、

ジブリの人々の言説に比べ「弱い」と思える。

それにしてもスタジオジブリの特異性、

アニメーションスタジオとしての、

完成度の高さに唸る思い。

だからこそ個人的には、

宮崎駿の引退後、ジブリのアニメ制作部門を解体させてしまった

鈴木敏夫氏に対して許せない思いがある。

まあ、それは本書には関係ない話ではあるが。

 

 

清 竜人25“メーク♡ラブ♡ツアー”名古屋 DIAMOND HALL 

2017年4月20日(木)観劇?

清竜人25ラストツアー 最初で最後(になるであろう)の清竜人25を体験してきた。

「行く」と決めたのが2日前だったので、

当然整理番号はかなり後ろだったが、

当日券も出たので意外に近くで観られた印象。

地方の平日なので、こんなものでしょう。

女性客が多いので、前方の背が低く、見通しもよかった。

 

「圧倒的多幸感」

これが清竜人25を表す一番の表現だろう。

とにかくみんな楽しそう。

演者の幸せそうな表情を見て、

観客が幸せになる、というのがこのプロジェクトの真骨頂だ。

この日は、第一夫人 清咲乃のバースディ企画も盛り上がったが、

感傷的な涙は一切ナシ!

これには好感が持てた。

一夫多妻制アイドルという、

とにかくふざけた設定なのだから、

このグループには涙とか似合わない。

ただ、「愛」はある。

ほぼMCにも参加しない竜人が曲中に放つセリフには、

夫人たちと観客への愛にあふれている。

竜人の態度へ夫人たちが時折みせる「照れ」は、

どこまで計算されたものかわからないが、

そんなことは考えずに、そこを目撃したら、

「ヒュー」と言うのが正しいマナー、というかこのグループの楽しみ方だ。

 

個人的に一番楽しかった楽曲は、

「ラブ♡ボクシング」だったが、

「Mr.PLAYBOY・・・・♡」の

「スケベ、スケベ」のコールも最高だった。

会場が一番盛り上がったのは、

「A・B・Cじゃグッと来ない!!」だったか。

ライブを体感してみて、改めて

「圧倒的多幸感」と、ファンクな楽曲がこのグループの魅力だと実感した。

 

とにかく最初で最後(になるであろう)の清竜人25、大満足でした。

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WIFE(CD+DVD)(初回限定盤)

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「3月のライオン 前編」

2017年3月23日(木)劇場鑑賞

アニメも漫画も観てないが、

ひとつの邦画作品として十分に魅力的。

ただ、原作付き映画が増えること自体には危惧がある。

神木隆之介はさすが。文句がない。

染谷将太はさすがに無理があるか。

零と香子の微妙にエロティックな感じはよかった。

 

羽海野チカはいつも「天才の苦悩」を描こうとする。

 

「SING/シング」

2017年4月2日(日)劇場鑑賞

イルミネーションエンターテインメントの新作。

テーマは「人生はやり直せる」であろうか?

そういう意味でも、

ディズニーよりもやや大人向けなんだろうと思う。

「ペット」同様、動物の毛並みなどのクオリティが凄い。

 

「ゴースト・イン・ザ・シェル」

2017年4月7日(金)劇場鑑賞

攻殻機動隊」話題のハリウッド実写版リメイク。

草薙素子役にスカーレット・ヨハンソンは、

原作やアニメのイメージよりもずいぶんと肉感的。

今回は字幕版での干渉だったが、吹き替えが田中敦子だったら、

またイメージが違うのだろうか?

ビートたけしは、これはこれでいいのではないかと思う。

トーリーに若干の変更はあるものの、

ほぼ劇場アニメ版を踏襲したキャラ、構成。

旧作を観ている身からすると、

「あのシーンが実写になってる」という感動がある。

古い市街ビルの下から飛行機を見上げるシーンなんかは、

押井作品の既視感がすごいあった。

ただ、新しいものがほぼ感じられず、

「ハリウッドでつくったらこうなるよな」

という感想しか持たない人がほとんどかもしれない。

Arri Alexa65撮影らしい高解像度映像は随所に感じられる。

「ひるね姫~知らないワタシの物語」

2017年4月4日 鑑賞

神山健治監督作品。

昨今は邦画もアニメも漫画原作がずいぶん多い。

原作付き作品自体を否定はしないが、

オリジナル脚本作品には頑張ってもらいたい気持ちが強い。

で、オリジナル脚本の本作。

予告編からはもう少し現代のリアルシーンが多いのかと予想していたが、

冒頭からファンタジー/SFシーンが多いのは嬉しかった。

アニメーション的な自由度のある動きの描写も多く、

 

作画のクオリティは申し分なし。

高畑充希の声は嫌味もなく、しっくりきた。

エンドロールの主題歌もいい。

これだけの演技力があって歌も上手いので、

アニメに限らずこういう起用は今後もされていくのだろう。

 

途中までテンポよくシンクロしていた現実と夢のシーンが、

クライマックスに向けてやや雑で、

シンクロ率が低くなってしまったように感じた。

クライマックスの映像の派手さはあったが、

そこに至るまでの必然性が弱いというか。

そこが「脚本が弱い」と感じてしまう部分だった。

 

ひるね姫 オリジナルサウンドトラック

ひるね姫 オリジナルサウンドトラック

 

 

 

 

 

 

「ムーンライト」

2017年4月1日 鑑賞

アカデミー作品賞受賞ということと、

「黒人のゲイ映画」という予備知識だけは持ったうえでの鑑賞。

予想よりもはるかに静かで荘厳な印象の作品だった。

随所に事件らしきものはあるが、

説明過多にならず、

あくまで映画全編はひとりの黒人青年の心情を追う形。

一番目がいったのは、作品を通して映し出される

黒人たちの肌の美しさ。

これは、カラーグレーディングで青を足しているという。

 作品内のセリフ「俺はブルーと呼ばれていた」や、

主人公のことを「ブラック」という同級生のセリフとも呼応するような

映像演出ととらえたい。

 

ムーンライト

ムーンライト